お知らせ
2020-09-05店舗閉店のお知らせ
いつもかさねをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
2015年に開店後、5年半にわたり東京花川戸で営業してまいりましたが、
2020年9月30日を持ちまして
おけいこと雑貨のお店の実店舗は閉店とさせて頂きます。
10月以降につきましては、オンラインショップ等での
活動は続けてまいりますので、
是非ご利用頂けましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
おけいこと雑貨のお店 かさね
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店舗閉店のご挨拶
2015年5月より花川戸の地で営業してまいりましたが、
この度諸般の事情により9月末日をもちまして閉店する事となりました。
地域柄様々なイベントでは
日本の風景を感じつつも異文化交流の大切さを改めて知る事ができ発見の連続でした。
また、母娘で試行錯誤を重ねながらも続けて来られたのは、温かく支えてくださった皆様のお陰と感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は、オンラインにてお稽古を続けてまいりますが、何かございましたら気兼ねなくお尋ねください。
動機も年齢も職業も違う皆様とのお稽古は、とても刺激的で楽しい時間でした。この心の宝物を大切に私も頑張ってまいりますので、どうか皆様も自信を持って
自分のきもの道を輝かせてください。
皆様のご発展を心よりお祈り致します。
皆様へ感謝を込めて
福田満喜子
2020-05-28店舗営業について
非常事態宣言解除に伴い、6月2日(火)より、基本12時〜17時の短縮で営業再開致します。
なお、詳細については国•自治体等の要請を鑑み不定期での営業とし、その都度お知らせさせて頂きますので、何卒宜しくお願い致します。
おけいこと雑貨のお店かさね
2020-04-06今月の営業につきまして
いつもかさねをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
コロナウイルスの影響を鑑みまして、今月4月の営業は流動的になりますが、
SNS等にて都度発信しております。
また、定休日が月曜日に変更になりました。
どうぞ宜しくお願い致します。
2019-04-26ゴールデンウィーク中の営業について
いつもかさねをご愛顧頂きありがとうございます。
ゴールデンウィーク中は、4月30日(火)のみ定休となり、
他の曜日は通常通り営業の予定となっております。
ご来店をお待ちしております。
かさね
2019-03-31定休日変更のお知らせ
いつもかさねをご愛顧頂きありがとうございます。
4月1日(月)より定休日が変更となります。
<変更後定休日>
毎週火曜日、第二•第四水曜日
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
かさね
2019-02-22【単発】入卒式前おさらいレッスン
お手持ちの着物と帯でのレッスン大歓迎!!
期間限定で、入卒式前におさらいレッスンを受け付けます。
お子様の入卒式で着物を着るご予定があり、一度復習したい方。
不安点があるので、解決方法を知りたい方は是非ご利用下さい。
【入卒式前のおさらいレッスン】
■内容■
◆色無地or訪問着or付け下げ+袋帯のレッスンとなります。
◆1回2時間程度
①下記のうちどちらかお選び下さい
•長襦袢〜帯まで(ポイントをチェックしながら)
•苦手を重点的に綺麗な着姿をレッスン
②お直しのポイント
③謝恩会等でのマナーetc.
■料金■
◆着付け教室生徒さま5,400円(税込)/一般の方6,500円(税込)
■日時■
4月10日(水)までのお申し込みとなります。
火曜日、木〜日曜日12時〜19時での受付となります。
ご希望の日時を下記フォームよりお知らせください。
2019-02-22かさね母と娘の「きもの着まわし術」〜2月 結城紬に染めを施した訪問着と吉野間道の袋帯〜
今月の母と娘の「きもの着まわし術」。
こちらの投稿では、母娘で同じ着物、同じ帯を使い年代別の2通りの着こなし方を提案しています。お持ちの着物をうまくシェアしていきましょう。
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今回は紬の訪問着と×吉野間道の袋帯のコーディネート。
2月の三寒四温のこの時期は、寒色を楽しめる季節でもあります。50代母と30代娘のそれぞれのコーディネート例です。色合わせなどご参考になれば嬉しいです。
◆2月の着回し着物◆
着用した着物:紬に染めを施した訪問着
帯:吉野間道の袋帯
◆50代母の着こなし◆
身長:157cm
年齢:50代
<着こなしのポイント>
普段総柄は苦手であまり着ないのですが、新しい自分を発見したくて今回は総柄を選びました。
<小物:全身で雪や氷の色をイメージ>
帯揚げ、四分紐、(私物)やきもの帯留め「筒型透かし帯留め」
寒いとどうしても暖色になりがち。そこで今回は敢えて雪や氷の色をイメージしましたが、寒色になりすぎないように帯は濃い暖色系にしてみました。
<着付けポイント:段替わり模様をすっきり着るコツ>
段替わりの模様はともすると胸元がよりふくよかに見えてしまうことがあります。そこでスッキリ見えるように、衿元を深めに合わせています。
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◆30代娘の着こなし◆
身長:162cm
年齢:30代
母との身長差:5cm
<着こなしのポイント>
訪問着といえど紬に藍染めの総柄の着物。50代母よりカジュアル感を出したいところです。
<小物:補色に近い色で差をつける>
帯揚げ、三分紐、半衿(私物)、やきもの「蝶々帯留め」
半衿は着物と同じ藍色の絞りのもの。それに対して帯びまわりは藍色の補色に近い黄色系でまとめて目立つよう差をつけました。明るさを持ってくることで顔色もよく見えます。
後ろ姿は落ち着いた印象で。
訪問着ですが結婚式などフォーマルなシーンではなく、カジュホテルでのパーティーなどならOKのコーディネートを意識しました。
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同じ着物と帯でも、年代や小物使いで印象ががらりと変わります。
最近はお家にある着物を活かしたい、頂いた着物をどう自分なりに着こなしたらいいかわからない、という方も多いですので、お着物を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。さっそく、お家にある着物を羽織ってみましょう。
それではまた次回をお楽しみに。
2018-12-27年末年始の営業につきまして
いつもかさねをご愛顧頂き誠にありがとうございます。
本年1年もSNSをご覧下さっているお客様や店頭にお越し頂いたお客様に大変お世話になりました。
来年もまた何卒宜しくお願い申し上げます。
年末年始の営業日は下記の通りとなります。
<年末年始の営業>
12月29日まで通常営業
12月30日〜1月3日まで休業
1月4日〜通常営業
※オンラインショップの商品につきましては
29日までに購入確認完了したものに関しては年内発送を致します。
それ以降は4日から発送対応致します。
どうぞ宜しくお願い致します。
2018-12-12かさね母と娘の「きもの着まわし術」〜12月 刺繍付け下げ訪問着×刺繍袋帯〜
今月の母と娘の「きもの着まわし術」。
こちらの投稿では、母娘で同じ着物、同じ帯を使い年代別の二通りの着こなし方を提案しています。お持ちの着物をうまくシェアしていきましょう。
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今回は刺繍×刺繍のコーディネート。
巻蠟染め(まきろうぞめ)の付け下げ訪問着と袋帯を合わせた、50代母と30代娘のそれぞれのコーディネート例です。
年末〜年始にかけて、華やかな場に行く時もあると思いますので
色合わせなどご参考になれば嬉しいです。
◆12月の着回し着物◆
着用した着物: 巻蝋染めの付け下げ訪問着
帯:刺繍の袋帯
◆50代母の着こなし◆
身長:157cm
年齢:50代
<着こなしのポイント>
全体的に鈍めの色味なので、対称的なぱっきりした帯揚げの青できりっとしめます。
<小物:全体的に色味を合わせて、一点は華やかな青を>
帯揚げ、三分紐、帯留め(私物)
帯は刺繍の色もたくさん入っているので、差をつけておもいっきりパールの帯留めです。三分紐もシルバーで華やかさを。
きもの仲間が集まる年末年始パーティに行く、コーディネートです。
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◆30代娘の着こなし◆
身長:162cm
年齢:30代
母との身長差:5cm
<着こなしのポイント>
30代には少し渋めの着物と帯、そんな時はやはり小物が大活躍。小物で彩度を上げ、全体の印象を明るくします。
<小物:小物も刺繍!こっくり暖色でまとめる>
帯揚げ、三分紐、半衿(私物)、娘制作パール付きやきもの帯留め(店頭で販売中)
小物もがっつり刺繍で合わせて。
後ろ姿は前の印象と変えて、おとなしめに。
友人の結婚式には半襟を白の塩瀬か刺繍に取り替えて、こちらを着ていきたいです。
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<あとがき:今回の着物のお話>
今回使用した着物は、紗綾形の地紋と前見頃に相良刺繍が入っていて、元々は生成り色の状態で頂いたものでした。
それを一旦ほどき、巻蝋染めの一人者である木村勝美先生に染めて頂きました。
6色使っており、相良刺繍の部分は上部をなぞるように染めたとのことでした。
<刺繍部分を染める前>
<刺繍部分を染めた後>
八掛にはオリジナルデザインの牡丹を入れてもらいましたが、
先生のサービス(サプライズ)で下前にも気づくか気づかないかくらいの雰囲気で
牡丹を入れてくださり驚きでした。
巻蝋染めは蝋が固まるといけないので、真夏でも冷房なしで作業をするとのこと。
ご高齢の先生ですし、大切に着ていきたいねと母と話しました。
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同じ着物と帯でも、年代や小物使いで印象ががらりと変わります。
最近はお家にある着物を活かしたい、頂いた着物をどう自分なりに着こなしたらいいかわからない、という方も多いですので、お着物を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。さっそく、お家にある着物を羽織ってみましょう。
それではまた次回をお楽しみに。
2018-11-19かさね母と娘の「きもの着まわし術」〜11月 赤の色無地〜
今月の母と娘の「きもの着まわし術」。
こちらの投稿では、母娘で同じ着物、同じ帯を使い年代別の二通りの着こなし方を提案しています。お持ちの着物をうまくシェアしていきましょう。
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今回は母の赤の色無地が主役です。
あと数年で還暦の母。普段は寒色の淡い色の着物が多いのですが、どうやら赤が着たくなったようで。
広い面積を占める着物の赤と、帯•小物の掛け合わせ。
そんな赤の色無地を主役に、50代母と30代娘のそれぞれのコーディネート例です。
もうすぐ12月、クリスマスパーティーにも良いですよ◎
◆11月の着回し着物◆
着用した着物: 赤の色無地
帯:神坂雪佳の柄の洒落袋
◆50代母の着こなし◆
身長:157cm
年齢:50代
着こなしのポイント
赤い着物はやっぱり気分が明るくなります!思いっきり楽しんで着ましょう♪着物のインパクトが強いので、ガチャガチャにならないよう品を保ちながら小物で遊びます。
<小物:色味を抑えて品よく>
帯揚げ、リバーシブル四分紐、娘制作帯留め(私物)
神坂雪佳の織の袋帯はマットな雰囲気があり赤の着物に合わせても両方が引き立ちます。黒の四分紐でしっかりしめて、ポイントにやきものの赤の花の帯留めを。
そして首もとは刺繍の半衿で、少しだけ遊びと変化を。
<母のこだわり:牡丹の刺繍>
この色無地には背紋の所に、娘がデザインした牡丹の花のオリジナル刺繍を入れました。柔らかいポイントとなっています。
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◆30代娘の着こなし◆
身長:162cm
年齢:30代
母との身長差:5cm
<着こなしのポイント>
全体的に母より色を使って30代らしさを意識しました。
<小物:使う色味の時代感を合わせてアンティーク風>
帯揚げ、三分紐、娘制作パール付きやきもの帯留め、半衿(私物)
帯揚げ、三分紐の色味や帯留めの時代感を合わせて全体的にアンティーク風にしました。帯留めは以前やきもので自作したものです。強い着物と帯の柄にも負けずに存在感を出してくれます。
後ろ姿は着物と帯のコントラストですっきりと。
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<赤(朱)色のお話>
中国の影響を受けていた古代日本は、冠位十二階や衣服令(えぶくりょう)で、身分により着用できる色は決まっていました。
ただ諸説あるようなので、色彩から赤を調べて見たところ、古代日本においての赤は、丹(赤土)を使っていて縄文時代の土器や埴輪からも朱色ばかりだったことがわかります。中国の五行思想から赤(火)は魔よけの意味や強い印象として、社寺の鳥居(朱塗り)等現在でも多く残っています。
因みに色彩の三原則の青(木)赤(火)黄(土)を組み合わせればどんな色も表現でき、白と黒を加えて多彩な色表現技術が完成してきたらしいとわかりました。現在は、草木染めや化学染料もあって、一口に赤といってもたくさんの色味があります。時には思いきって赤を着用してみるのも楽しいです。
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同じ着物と帯でも、年代や小物使いで印象ががらりと変わります。
最近はお家にある着物を活かしたい、頂いた着物をどう自分なりに着こなしたらいいかわからない、という方も多いですので、お着物を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。さっそく、お家にある着物を羽織ってみましょう。
それではまた次回をお楽しみに。