お知らせ
2016-12-04かさね母と娘の「きもの着回し術」12月
今月も、たくさんの想いの詰まった着物を活かすための『かさね母と娘のきもの着回し術』です。
今月は年末なので、お呼ばれの機会も増えますよね。
そんなテーマの着こなしです。
同じ着物と帯でも小物によってこんなに印象が変わるものです。 是非ご参考に。
◆12月の着回し着物◆

着用した着物:江戸小紋
帯:名古屋帯 ふくれ織
◆母の着こなし◆

身長:157cm
年齢:50代
<使用した小物>

帯揚げ、帯締め(共に私物)
<着こなしのポイント>

今回は12月のお茶会にお呼ばれした時のコーディネート。爽やかな淡青に、渋めの帯揚げと帯締めで冬の枯野のイメージをプラス。

後ろ姿はこんな感じに。
この帯はお太鼓の部分が市松と菱形のリバーシブルになっているのでコーディネートによって変えるのも◎。

◆娘の着こなし◆

身長:162cm
年齢:30代
母との身長差:5cm
<使用した小物>

帯揚げ(私物)、半衿(私物)、三分紐二本(私物)、帯留め:やきもの帯留め 18,360円(税込)<金彩帯留め華/赤>こちらで販売中、パール(私物)
<着こなしのポイント>

今回は年末のすこし大人の方が集まるパーティーに行く際のコーディネート。
丈や裄は私にとっては短いので、丈はいつも通り腰紐を下目におへそのあたり(腰骨のすこし上あたり)で締めることによって調節。
今回着物が一見無地にも見える爽やかな水色なので、半衿は赤系の派手な刺繍のものを。帯揚げはオレンジを入れ、三分紐はクリスマスカラーを意識して緑と金の二本使用して帯留めで締めています。
帯留めは宝相華文からイメージした金彩の帯留めです。

髪型は、前回は前髪をおろしましたが今回はちょっと大人めに流しました。
後ろ髪は全体をくるりんぱした後、まとめた髪を三つ編みにしてしまいこみパールの髪飾りをつけました。

12月の着回しはこんなかんじ。
同じ着物でも、年代や小物で印象ががらりと変わります。
お着物を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。
また次回をお楽しみに。
2016-11-23【※満席となりました】プロが教える、華やか美活ヘアメイク

お客様からよく聞くのが、「ちょっとした髪のセットがうまくできない」
「パーティの時や着物を着る時、毎回髪のセットをしてもらうのではお金がかかる」
「なんとなくお化粧しているけど、自分に似合うメイクかどうかわからない」といったお悩み。
お顔の形やプロセスをきちんと知ることで、普段のヘアメイクにより磨きをかけてみませんか?今回はプロのヘアメイクアップアーティストとして活動されている、林図南さんをお迎えして、セットをあかぬけさせる下準備からカジュアル〜和装にも使えるヘアアレンジを中心に+αで華やかメイクのコツを教えて頂きます。パーティが増えるこの時期に、自分流美活で時短・節約・自信を手に入れましょう🎵
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
*華やか美活ヘアメイクレッスン *
<内容>
●第一部「ヘア講座」
①ヘアアレンジの下準備(カーラー、コテ、アイロンの使い方など)、実践
②ヘアアレンジ実践
和装やパーティー時に自分でできるヘアアレンジ
~休憩~
●第二部「メイク講座」
いつものメイクをちょっとしたコツでグレードアップ
<開催日時>
12月11日(日)13時~16時 (第一部と第二部の間に休憩が入ります。)
<費用>
4,000円(税別)
※事前にお振り込みいただいた後お申し込み完了となります。
なおキャンセル料につきましては、3日前までにご連絡をいただいた方にはご返金させていただきます。
その際の手数料はお客様負担でお願い致します。
<持ち物>
•ヘアピン
•ゴム
•ダッカール
•コーム(櫛)
•ヘアアイロン/コテ/カーラーなど
(あればお持ち下さい。なければ当方にて2台程は準備致します。)
•使いたい髪飾りなど
•普段メイク直しに使っているメイク道具、ポイントメイク道具など
<定員>
5名様先着順 満席となりました
<ご参加に際しての注意点>
今回はコテで巻いたりする関係で、
ボブ〜セミロングの方対象となります。
<場所>
おけいこと雑貨のお店 かさね
東京都台東区花川戸1-12-3
お申し込みはこちらから
info@wagokoro-kasane.com
03-5830-3530
2016-11-01かさね母と娘の「きもの着回し術」11月
最近のかさねは、お母様やおばあ様の思い出の物を着られるようになりたい!と、通われる方が増えてまいりました。
きものや帯だけでなく、思い出も一緒に受け継がれていくなんて、なんて素敵なことでしょうか。そんな大切な着物や帯をまとっておけいこをしている生徒さまの笑顔を拝見しているとこちらの方が嬉しくなってしまいます。
着付けを始める際に最初から全て揃えなくても、たくさんの想いの詰まった着物を活かすための『かさね母と娘のきもの着回し術』です。 同じ着物と帯でも小物によってこんなに印象が変わるものです。 是非ご参考に。
◆11月の着回し着物◆

着用した着物:紬 有松絞り
帯:塩瀬 加賀友禅
この着物はかれこれ約20年前に母が購入したもの。近年は着ていませんでしたが久しぶりに袖を通しました。
◆母の着こなし◆

身長:157cm
年齢:50代
<使用した小物>

帯揚げ、三分紐、帯留め:娘制作 やきもの帯留め<菱>
<着こなしのポイント>

20年程前に作った着物で、当時とは体型も変わってきたのでゆったり感を心がけています。今の時期、紅葉を意識して帯揚げは黄色に、帯留めはやきものの彫りのものを。

後ろ姿はこんな感じに。

◆娘の着こなし◆

身長:162cm
年齢:30代
<使用した小物>

帯揚げ、半衿(ネット通販で410円)、三分紐、帯留め:やきもの帯留め 3,999円(税込)<花札もみじ2>こちらで販売中、かんざし:堀田武司さんの作品4,104円(税込)※店頭にて取り扱い中
<着こなしのポイント>

まず母と身長が5cm程違うので、私にとっては裄や丈が短い着物。
丈は、腰紐は下目におへそのあたり(腰骨のすこし上あたり)で締めることによって調節。裄は短く、そのままだと長襦袢が出てしまうので長襦袢を安全ピンで留めています。
また私は母よりオリエンタルな顔なので顔周りを派手に、半衿は紫地の刺繍のものを、渋くなりすぎないように帯揚げもピンクを選びました。
帯留めは新作の花札をイメージしたもみじです。

髪型は、前髪と少し出した横の髪をストレートアイロンですこし巻き、後ろは二つにわけて三つ編みした後ピンでまとめ、大正ロマン風に。仕上げにかんざしを。

11月の着回しはこんなかんじ。
同じ着物でも、年代や小物で印象ががらりと変わります。
お着物を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。
2016-09-04帯留め入荷しました◆宮崎誠二◆
カツラやいちょうの木を用いて木地を成型し、文様を彫り、上から漆を塗って仕上げる工芸品、鎌倉彫。鎌倉彫りは鎌倉時代が起源と言われ、長い歴史を持っています。
そんな鎌倉彫りの作家さん、宮崎誠二さんの帯留め。
<帯留め 各11,880円(税込)>


しっかりした彫りと漆が醸し出す雰囲気は、色味が深まる秋冬にぴったり。
彫りのくぼみの色とのコントラストも、味のある着物姿に一役買ってくれます。
一点一点丁寧に彫り、漆を塗られているこちらの帯留め。


是非、秋深まるこれからの季節に。
•••••••••••••••••••••••••••••••••作家紹介••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
宮崎誠二
1959年 相模原生まれ
手作りのものが好きで郷土の鎌倉彫りの坂本工房に18歳で弟子入り
2012年 独立/宮崎工房を設立
塗り加工を主に行う
2014年 優秀鎌倉彫り技能者認定
2016-09-03帯留め入荷しました◆安達寿英◆
モダンな色合わせがすごく素敵なガラス作品を制作されているガラス作家、安達寿英さんのガラスの帯留め。
<帯留め 各5,400円(税込)>

安達さんの帯留めは、まず色ガラスの表面の処理が面白いところ。

きらきら透明な部分だったり、わざとでこぼこを残している部分だったり。
表面を加工していたり、裏面を加工していたり。

三分紐の色が透けるところもポイントですので、紐の色でも遊んだら楽しいですね。


この加工とかわいらしい色合わせにより、
夏はもちろん、他の季節にも使える素敵な帯留めを使ったコーディネートをお楽しみ下さい。

2016-08-02お盆休みについて
いつもかさねをご愛顧いただきありがとうございます。
8月13日(土)〜16日(火)はお盆休みとなります。
ご了承のほど、宜しくお願い致します。
2016-05-25竹のかんざし入荷しました◆堀田武司◆
夏に向けて、涼しげなかんざしが届きました。
<かんざし 各4,104円(税込)>

作家さんは、堀田武司さん。
戦時中は大阪にいらっしゃり、20歳の時に東京に出てこられ厳しい修行の後、独立して数十年間お寿司屋さんをされていらっしゃいました。
かんざしの素材は矢竹(やだけ)という竹を使っており、ひとつひとつ丁寧に削り、制作されています。矢竹は収穫した後3年寝かし、ようやく使える状態になります。この年月が、1本1本に刻み込まれ、人間の個性の様に竹の風貌も違ってくるのでしょうか。

さて、かんざしの先にご注目ください。
耳かきになっています。
何故、耳かき?
女性の髪型も複雑になり島田髷、勝山髷が流行した江戸中期頃からかんざしも沢山の種類が作られるようになりました。
耳かきとして実際に使用した他に、当時発令した贅沢禁止令のため、かんざしは贅沢品と考えられていたので、先端を耳かきにすることによって言い逃れていた、という説などがあります。
竹は着物の紋様としても、松、梅とともに冬の寒さに耐える歳寒三友の一つとして、中国で古くから愛され、日本にも伝わったとされています。
また、吉祥文の一つとして広く親しまれ、冬でも緑色を変えないことから不変•長寿の意味があります。

今は髪をまとめた後のおしゃれとしての用途で使われる方が多いですね。
自然が生み出す竹の涼しげで独特な節の雰囲気と、ガラス玉との組み合わせを是非お楽しみください。
これからの季節、夏の浴衣の時に、特におすすめです。
2016-05-08帯留め入荷しました◆牧野永美子◆
金属と木や他の素材を合わせて作品制作をしている彫刻家、牧野永美子さんから帯留めがとどきました。
木と真鍮のコンビネーションが特徴の帯留め。

木は4種の木材を使用しています。
ジリゴテ

パドック

シャムガキ

ウェンジュ

木の部分は着色はしておらず、木そのままの模様を活かしており、最後にオイル仕上げ。
赤いパドックは4面、トラ柄のような模様のウェンジュは3面にカットされています。
真鍮部分はロウ付けして組み立て。
この帯留めの場合は、銀ロウで溶着しています🔥🔥🔥

1点付け加えると、モダンな雰囲気の着姿になりますよ✨

ペンダントトップとしてもおすすめです。
••••••••••••••••••••••••••••••••••作家紹介•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
牧野永美子
人と動物の似ている部分に注目、融合させ、人間のような動物のような少し不思議な生き物たちを作っています。
略歴
1986年 東京都生まれ
2010年 多摩美術大学工芸学科 卒業














