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竹のかんざし入荷しました◆堀田武司◆
夏に向けて、涼しげなかんざしが届きました。
<かんざし 各4,104円(税込)>
作家さんは、堀田武司さん。
戦時中は大阪にいらっしゃり、20歳の時に東京に出てこられ厳しい修行の後、独立して数十年間お寿司屋さんをされていらっしゃいました。
かんざしの素材は矢竹(やだけ)という竹を使っており、ひとつひとつ丁寧に削り、制作されています。矢竹は収穫した後3年寝かし、ようやく使える状態になります。この年月が、1本1本に刻み込まれ、人間の個性の様に竹の風貌も違ってくるのでしょうか。
さて、かんざしの先にご注目ください。
耳かきになっています。
何故、耳かき?
女性の髪型も複雑になり島田髷、勝山髷が流行した江戸中期頃からかんざしも沢山の種類が作られるようになりました。
耳かきとして実際に使用した他に、当時発令した贅沢禁止令のため、かんざしは贅沢品と考えられていたので、先端を耳かきにすることによって言い逃れていた、という説などがあります。
竹は着物の紋様としても、松、梅とともに冬の寒さに耐える歳寒三友の一つとして、中国で古くから愛され、日本にも伝わったとされています。
また、吉祥文の一つとして広く親しまれ、冬でも緑色を変えないことから不変•長寿の意味があります。
今は髪をまとめた後のおしゃれとしての用途で使われる方が多いですね。
自然が生み出す竹の涼しげで独特な節の雰囲気と、ガラス玉との組み合わせを是非お楽しみください。
これからの季節、夏の浴衣の時に、特におすすめです。
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