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かさね母と娘の「きもの着回し術」12月
今月も、たくさんの想いの詰まった着物を活かすための『かさね母と娘のきもの着回し術』です。
今月は年末なので、お呼ばれの機会も増えますよね。
そんなテーマの着こなしです。
同じ着物と帯でも小物によってこんなに印象が変わるものです。 是非ご参考に。
◆12月の着回し着物◆
着用した着物:江戸小紋
帯:名古屋帯 ふくれ織
◆母の着こなし◆
身長:157cm
年齢:50代
<使用した小物>
帯揚げ、帯締め(共に私物)
<着こなしのポイント>
今回は12月のお茶会にお呼ばれした時のコーディネート。爽やかな淡青に、渋めの帯揚げと帯締めで冬の枯野のイメージをプラス。
後ろ姿はこんな感じに。
この帯はお太鼓の部分が市松と菱形のリバーシブルになっているのでコーディネートによって変えるのも◎。
◆娘の着こなし◆
身長:162cm
年齢:30代
母との身長差:5cm
<使用した小物>
帯揚げ(私物)、半衿(私物)、三分紐二本(私物)、帯留め:やきもの帯留め 18,360円(税込)<金彩帯留め華/赤>こちらで販売中、パール(私物)
<着こなしのポイント>
今回は年末のすこし大人の方が集まるパーティーに行く際のコーディネート。
丈や裄は私にとっては短いので、丈はいつも通り腰紐を下目におへそのあたり(腰骨のすこし上あたり)で締めることによって調節。
今回着物が一見無地にも見える爽やかな水色なので、半衿は赤系の派手な刺繍のものを。帯揚げはオレンジを入れ、三分紐はクリスマスカラーを意識して緑と金の二本使用して帯留めで締めています。
帯留めは宝相華文からイメージした金彩の帯留めです。
髪型は、前回は前髪をおろしましたが今回はちょっと大人めに流しました。
後ろ髪は全体をくるりんぱした後、まとめた髪を三つ編みにしてしまいこみパールの髪飾りをつけました。
12月の着回しはこんなかんじ。
同じ着物でも、年代や小物で印象ががらりと変わります。
お着物を楽しんで頂くきっかけになれば幸いです。
また次回をお楽しみに。
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